シュレッダーダストとは、工業用のシュレッダーで粉砕し、鉄や非鉄金属を取り除いた後に残った粉砕クズの事で廃棄物の種類の1つです。
産業廃棄物として不要になる「プラスチック・ガラス・ゴム・繊維など破片の混合物」が主成分。これらは水銀・鉛・カドミウムなどの重金属や有機溶剤等の様々な材料が混じっていて再生が困難で、更に普通に焼却してもダイオキシンが発生する等の問題があり、環境汚染を引き起こす可能性の高い物質です。
従来は埋立での処分が主でしたが、廃棄物処理法の改正(最終処分場が管理型に移行)、家電リサイクル法、自動車リサイクル法の制定、施行以降はリサイクルしなければならなくなりました。
処分場不足や流入規制の他、鉄スクラップ相場など経済的な影響も受けやすい為、不適正に処理されやすい。ニュースで有名になった香川県豊島で不法投棄されていたのはこのシュレッダーダストです。
破砕業者が廃棄する廃自動車シュレッダーダスト(破砕屑)は、車の重量の約20%の割合で発生し、年間 では何と約120万トンになります。